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グリーン電力入門

何でグリーン電力なの?

私たちは食料品を含む様々な商品を、産地や原材料、添加物といった情報を見ながら買っています。

同じように電気だって、産地や原材料を考えて選びたいと思います。


電気を使うときに、二酸化炭素やその他の有害物質や廃棄物などを排出せず、環境負荷の小さい電源、すなわち風力や太陽光、 バイオマス、マイクロ水力、地熱などで発電した電気を選ぶことができたら、素敵だと思いませんか?


それから、一般の商品を購入するときに参考にする原材料と同じように、電力の元になる燃料やエネルギー源の記載があったら、どうでしょうか。


どこで発電されたのかわからない電力ではなく、生産地や原材料のはっきりした電力を求めるのは、消費者の権利としてあってもいいと思います。 その中でも、環境負荷の少ない、自然エネルギー(注>)による電力として、グリーン電力を買うという選択肢があってもいいのではないでしょうか。

グリーン電力って何だろう?

自然エネルギーから生まれた電力に対しては、環境負荷を与えない(=グリーンである)ということを評価することができます。 自然エネルギー、すなわち風力、太陽光、バイオマス、マイクロ水力、地熱などで発電された電気や、これを選んで購入するしくみを、 「グリーン電力 」といいます。ですから、自然エネルギーであっても、貴重な自然を破壊して設置されるような場合など、大きな環境負荷をもたらして いれば、グリーン電力の対象になりません。大規模なダムによる発電はその一例といえます。


化石燃料や原子力など従来のエネルギーからの電力も、自然エネルギーからの電力も、電気として使うときには、品質は全く同じです。 しかし、自然エネルギーからの電力は、二酸化炭素を排出しないことによる地球温暖化防止や枯渇しないエネルギーであるといった価値を併せ持っています。 グリーン電力には、環境価値部分を評価して追加料金を払うことで、市場での競争力を持たせ、自然エネルギーを普及させようとする考えが込められています。 このように、他の電力と区別し、環境価値を評価したグリーン電力は、消費者運動を背景とした1990年代初頭にアメリカで生まれました。 それから10年あまりがたち、グリーン電力はさまざまな形で発展し、導入されています。

さまざまな形のグリーン電力(代表的なグリーン電力プログラム)

グリーン電力料金〜自然エネルギーの電力を直接選ぶ

消費者が、電力会社などから、自分の使いたい電源を選択できるしくみです。「100%風力」や「風力と水力のミックス」、 「自然エネルギー電力+従来型電力のミックス」など、多彩なメニューが作られています。消費者は、自分の使った電力量に応じて、 あるいは固定価格で、グリーン電力の料金を支払います。


アメリカの多くの州やヨーロッパの一部では、電力市場の自由化を背景に、すでに導入されていますが、日本ではまだ導入されていません。 しかし、日本の電力市場の自由化は進展しており、近い将来には登場することになるでしょう。

グリーン電力基金〜自然エネルギーからの電力を創る〜

消費者が、電気料金などに上乗せする形で寄付をし、それによって集まった基金を元に、自然エネルギーによる電力の設備の建設や 運営を助成していくというものです。日本では、生活クラブ生協札幌が最初に開始しました。これは現在、NPO法人北海道グリーンファンド による「グリーン電力基金」に発展しています。また、北海道から沖縄までの電力10社も「グリーン電力基金」という制度をつくり、 消費者から寄付を集め、自然エネルギー発電設備の設置のための助成を行っています。

グリーン電力証書〜自然エネルギーの環境価値を買う〜

グリーン電力は、エネルギーとしての価値と環境価値を併せ持つ電力です。そこで、環境価値の部分だけを取り出して、 消費者に販売するしくみが考えられました。この環境価値を「証書」にしたものが、グリーン電力証書です。


例えば、ある太陽光発電設備が発電したとき、電力を電力会社に売り、環境価値を証書として消費者や企業などの需要家に 売ることができます。証書を買った需要家は、消費した電力とそれに応じたグリーン電力証書を組み合わせることで、 太陽光発電による電力を使ったとみなすことができます。


現在、日本自然エネルギー、自然エネルギー.コム、太陽光発電所ネットワークがグリーン電力証書の取り扱いを行っています。


→グリーン電力事業者紹介のページ

グリーン電力商品〜自然エネルギーの商品を選ぶ〜

グリーン電力証書というしくみを利用して、製品の製造やサービスの提供などにグリーン電力を利用し、消費者にアピールしているものがあります。 日本では「風で織るタオル」や「自然エネルギー100%ライブハウス」、「バイオマス電力3年分付き分譲住宅」などが登場しています。 また、海外では「グリーン電力ビール」や「グリーン電力電話サービス」などがあります。消費者はこうした製品・サービスを利用することで、 グリーン電力を間接的に使うことができます。


→グリーン電力ユーザーのページ


グリーン電力商品

グリーン電力ファンド〜グリーン電力に投資する〜

市民がお金を共同出資して、風力やバイオマスなどの自然エネルギー施設を建設・運営するしくみです。協同組合形式の市民投資ということになるます。 自然エネルギーによる電力と環境価値の販売を通じて、出資金と配当を回収していくというもので、配当金もさることながら 、未来への、 あるいは子孫への投資という金融商品としての側面もあります。

グリーン電力の認証〜グリーン電力を信頼あるものにする〜

グリーン電力そのものやグリーン電力証書などは、環境価値を取引するものです。そのため、環境価値に関わる審査や消費者への情報開示が とても重要になってきます。こうしたことから、各国では主に消費者を中心とした第三者機関が立ち上がり、グリーン電力の認証を行っています。 日本では、日本エネルギー経済研究所に事務局をおく「グリーン電力認証機構」が、グリーン電力の認証を行っています。


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ところで、自然エネルギーって?

太陽の光や熱、風力、家畜の糞尿や木質資源や農産物からの廃棄物などのバイオマス、ダム型ではない小規模水力、 温泉や地中のマグマの熱を利用する地熱、海の潮汐や波など、自然の循環の中で生まれるエネルギー資源を利用したものを、 自然エネルギーと呼びます。
 自然エネルギーは、石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料やウランを使う原子力などと違い、枯渇しないエネルギー源です。 地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)や大気汚染・酸性雨の原因となる硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)を排出せず、 何万年にもわたって管理が必要な放射性廃棄物を残すこともありません。
また、地球の資源を有効に活用する、小規模・分散型のエネルギー資源であることも特長です。そのため、地域の特色を生かした利用ができますし、 エネルギーを使う側にしても、地域の顔が見えるエネルギーということになります。自分の家の屋根に太陽光発電設備を取り付けたりするなど、 個人レベルの導入も可能です。
そして何より、自然エネルギーとは、地球の自然を考えながら使うことのできるエネルギーなのです 。

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(C) www.greenpower.jp Institute for Sustainable Energy Policies